作りつけ収納家具の価格について
流通商品や既成家具とは違い作りつけ家具には相場というものはございません。
なぜなら
お客様のイメージや要望をお聞きし、一つ一つを話し合いながら決め、
作り上げていくもので、同じ物がひとつとしてないからです。
しかし、会社によては明らかに金額が違う。相場がない分依頼した
家具が高いのか安いのかわからない。
そのことが不信感を持たれる要因のひとつになっているのは事実です。
しかし、家具に使われる材料の価格には相場があるのです。
(地域性や流通方法などにより多少の差はございます。)
では、同じ材料を使い同じ収納家具を違うメーカで作ると
なぜ金額が違ってくるのでしょう。
作りつけ収納家具のだいたいの金額が知りたければ→自動概算見積へ
その前に 実際にかかる経費の項目を9種類あるので把握してください。
(メーカーなどに直接の取引の場合)
1、打ち合わせ経費(最低でも2回)
2、提案図面費(例えば 3種類)
3、デザイン費
4、見積費
5、製作図面経費
6、材料費
7、製作費(人件費、設備費)
8、搬入経費
9、施工経費
※メーカーとの間に業者を挟むと中間のマージンなどが入るので
メーカーの総額に対して 2割とか、3割という計算で金額がアップします。
説明を解りやすくするために 項目に金額をあてはめたのが画像の(例1)です。
では、同じ材料を使い同じ収納家具を違うメーカで作ると
なぜ金額が違ってくるのかですが。
極端ですが 画像の(例2)と(例3)の金額の差です。
つまり 項目1~5の経費を計算してないか、含んでいるかです。
企業努力で多少は減らせますが、その経費を0円にするのは不可能です。
その経費を捻出する方法が、商品品質や金物、材料など素人の見た目では
到底気づかないところを手を省くことだった場合が問題です。
この問題があらわになって来るのは、3年~5年ごろです。
その頃には、もう疎遠になっていたり、メンテ依頼しても行ってもらえないものです。
安いに越したことはないですが、安には安い理由があり、高いには高い理由があります
次回は 作りつけ収納家具の見極め方、業者の選定について書きます
まとめ
5万円の家具と10万円の家具
金額では 10万円の家具が高いのですが・・・
5万の家具が5万もの価値がなくて、10万円の家具が10万以上の価値があるものであれば
5万の家具が高いことになる。
大切なのは家具のことをしっかり知って欲しい。
安い買い物ではないので、金額=品質ではないことを理解して
良い品物を手に入れて欲しいです。
●見た目が華やか、奇抜なものほど・・・見た目が華やかな分安く感じられるが、必要なところに必要な仕事がなされていない。
●見た目は普通で暮らしに合ったもの・・・
見た目が普通なので金額が高く感じられるが意外と適正価格だったりします。
商品のカテゴリーがはっきりしていれば 何処をチェックすればよいのかわかります。
商品によって手を抜く箇所が違うのでそこを確認すればわかります。