作りつけ収納家具とは
作りつけ収納家具といえば 住宅の一部として設置された収納家具のことです。
新築であれば、大工工事と同時進行で家具工事が施工できますので、上記の説明そのものですが、
入居後、生活が始まってからの作りつけ収納家具であれば、 言い回しが少し変わって、
一般的には 家にあわせて作る家具のことです。
解りやすきいえば、 壁から壁までピッタリ合わせて作る家具ということです。
ただ、この言葉は作り手側から生まれた言葉で、
上記の説明の中に使い手のことを考えたり、配慮した言葉がないのが事実です。
(言葉の説明としては間違いないのでしょうが)
作りつけ家具は使い手の
暮らしに合わせる使い勝手のいい収納家具という部分が抜け落ちています。
弊社にかかわらず、どれだけお客様視点を持っているかが業者選びのポイントです。
仕上りが作りつけ収納家具に見えてしまう物について
作りつけ収納家具とはどんなものを言うのか、お客様と業者に違いやズレがありそうです。
業者に依頼される前に下記のことをご確認ください。
※依頼される商品によっては メリット、デメリットなどが違ってきます。
【造作家具】
これを造り付け家具とも言います。
主に大工さんが建築現場で製作する家具
●メリット :家などの壁と一緒に作るので納まりは良い。
●デメリット :仕上りの品質が低い
撤去する場合は壁を壊すなどの大掛かりな工事になる。
品物によっては別途に 塗装屋さんが必要になる。
●家具の製作場所;建築現場
●取り付け施工 ;大工
●これらを主に請負う業種 工務店、リフォーム業者など
【ビルトイン家具】
家具屋さんが製作した家具に合せて大工さんなどが部屋を作っていきながら収めるもの
(収納家具が先に出来て、部屋や壁があとになる工事)
●メリット :仕上が綺麗、部屋への一体感がある。
●デメリット :撤去する場合は壁を壊すなどの大掛かりな工事になる。
品物によっては別途に 塗装屋さんが必要になる。
●家具の製作場所;家具工場
●取り付け施工 ;大工
●これらを主に請負う業者 マンションなどの工事業者、リフォーム業者、工務店など
【オーダー家具】*1
サイズや要望の指示を受けて製作する家具
●メリット :要望どおりのものが出来る。移動、撤去も容易
●デメリット :施工(住宅への設置、取り付け)を含まないので壁に隙間なくピッタリとはいかない。
住宅への納品まで
●家具の製作場所;家具工場
●取り付け施工 ;なし
●これらを主に請負う業者 既製品家具屋、オーダー専門家具屋、家具メーカーなど
【作りつけ家具】
その他文字違い(作り付け家具)(造りつけ家具)(造り付け家具)(創り付け家具)
要望を家に合せて提案し 製作、施工する家具屋さん
●メリット :要望どおりのもが出来る、部屋への一体感、統一感などできる。
●デメリット :撤去には施工した業者が必要(家具だけの撤去は可能)
●家具の製作場所;家具工場
●取り付け施工 ;作りつけ家具専門の取り付け業者
●これらを主に請負う業者 作りつけ家具専門の家具屋、家具屋、家具メーカーなど
*1:ここで言うオーダー家具は俗称 置き家具のことです。オーダー家具を注文家具と訳せば、上記のことはすべて含んでしまいますし、椅子やテーブルなども含んでしまいます。
では、どんな収納家具ができるの?
作りつけ収納家具の3つの基本特徴
1.強い地震でも転倒しない。
家にキチンと固定するため!
2.スペースにピッタリサイズでの製作が出来る。
スペースを採寸してからの製作だから!
3.家族、生活スタイルに合せたデザイン、スタイル。
要望や暮らしを伺って提案しご満足頂いてからの製作だから!
くふうやだから出来る作りつけ収納家具プラスα
4.カスタマイズすることで生活の変化に対応できるお打ち合わせの段階でどのような暮らしの変化が出てくるかをお話します。
それらを想定した上での製作ですので、後の変化にも対応できるものになります。
製作段階で未来のことを考えたつくりになっているからです。
つまり、後の収納の変化に対抗できる(改造できる)収納家具です。
5.取り外しが出来き、現状復帰が出来る。
固定してあるビスを外せば撤去は可能です。
また、お部屋の完成後の収納家具工事ですので撤去したら、壁紙は貼ってないとか、
壁の木の下地が見えるなどがおきることはございません。
基本の施工方法の違いです。
壁を壊したりしての 施工をしないからです。